3.11後・空気の正体

昭和の預言者(故山本七平氏)の視点をかりながら3.11後の日本社会のおかしな空気の正体を解明したいと考えております。特に菅元首相に対する魔女裁判のごとき我々の異常な憎悪を詳しく検証するつもりです。

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(5)活断層とはなんぞや?

またぞろ活断層という奇妙な言葉が世の中を混乱させている。敦賀原発の真下にある断層が活断層である可能性が高いというわけで再稼働どころか廃炉になる可能性もあるという。そもそも活断層という言葉は、忘れもしない阪神大震災時に一躍注目された言葉である。あの当時、大きな地震はありえないとされていた関西でなぜ震度7の大地震が起こったのか?という疑問に対して地震学者が答えた唯一の(後付けの)説明であった。淡路島北淡町の野島断層が動いたために地震が起こったのだと、もっともらしく説明された。

それなら、なぜ関西では大きな地震は起こらないと言い続けたのか?という質問に対して、彼らは「活断層はいつ動くか分からない。それが動くのは5000年に一度の確率なので予測できなかった」などと釈明していた。当時、わたしは震度7の真上に住んでいたので、彼らの説明には非常に腹が立ったが、地震学者が予測できなかったという以上やむをえまいと受け入れていたのだが、その後、よくよく考えると「活断層」という言葉にわれわれは騙されているのではないかという不信の念が強くなっていった。

そもそも「活断層」という言葉の定義がまったく意味不明なのである。だいたい過去1万年から2万年に動いた断層が活断層であると定義されているらしいが、いったいその定義にどのような意味があるのだろうか?たとえば活火山と休火山、死火山という区別であれば誰にも分かる。現在でも噴煙を上げ続けている桜島は明らかに活火山であり、一方、富士山のように現在は噴煙をあげていなくても比較的近い過去に噴火した形跡のある火山は休火山であり、鳥取の大山のようにはるか昔には火山であったが、再噴火する可能性のない火山は死火山として定義される。

ところが断層の場合は活断層という言葉はあっても休断層とか死断層という言葉はないらしい。5000年に一度しか動かないような断層であれば、活断層ではなく休断層でいいじゃないかと思うが、休火山という言葉に比べると、言葉の響きがいまいちピンとこない。だからとりあえず、「動く可能性があるものはすべて活断層ということにしましょう」みたいに決められたのではないであろうか?だとすると、そんないい加減なものを真面目に信じる方がバカではないかと思う。学者が一致して言っているのだから、信じられるのではいかというかもしれないが、私はむしろ逆に学者が一致していることの方が気持ち悪くて信じられない。なぜかというに、定説というのは180度ひっくり返ることの方が多く、ましてや地震学のように新興の分野であればなおさらである。しかも謎だらけの地震現象を説明する理論が一つの定説で事足りるというのは、私には異常であるとしか考えられない。


火山というのは地下のマグマが水蒸気爆発を起こしたりすることによって起こることは誰にも分かるが、では活断層が5000年に一度の確率で突然に動く理由はいったい何なのだろうか?実はその原因はまったく分かっていない。「活断層が動く原因は何ですか?」と地震学者に尋ねると「それは活断層だからです」というバカみたいな答えが返ってくるにちがいない。これはもちろん笑い話ではない。要するに動く可能性のある断層はすべて活断層だということにされ、そしてそれが本当に動くと、「動いた理由は活断層だったからです」というまことしやかな後付けの説明で済まされているのである。

地震学者はなぜそんな安直な説明で満足しているのだろうか?という疑問をもつ方もいるかもしれない。そんな質問をすると、おそらく「それは定説だから」というような答えが返ってくるだろう。科学的な定説というものは、たとえそれがどんなに胡散臭いものにみえようと、科学者を縛る力をもっている。なぜなら定説は唯一のパラダイムとして機能するからである。パラダイムというのはさしあたり雨傘のように科学者を縛る力をもっている。その外側にでると大雨が降ることが分かっているので、誰もがその中に留まろうとせざるをえないのである。つまり、そのパラダイムの中にいるかぎり科学者としての通常の仕事ができるが、外側にでてしまうと仕事さえも保証されなくなるのである。

現代の地震学者にとって定説となっているのは、以前にも紹介した「弾性反発説」という仮説である。すなわちプレートに歪みが蓄積され、それがなんらかの弾みで動くと地震が起こるというものである。しかしながら阪神大震災のときもそうであるが、活断層が動く真の理由は決して解明されてはいない。なぜあのとき野島断層が動いたのか?その理由は決して分かっていないのである。

たとえば最近はGPSの飛躍的な進歩により、センチ単位の精度で全国土の位置情報を衛星によって知ることができるようになった。その結果、歪みがどの地域に蓄積されているのかということが、数学的に予測されてもよさそうなものだが、決してそのような予測は行われていないし、また予測が可能であるとも考えられていない。ということは、結局、活断層に溜まった歪みエネルギーというものは見ることも知ることもできないものだとされているわけである。つまり活断層に溜まった歪みエネルギーというのは、あくまでも理論上の仮定の話であって、実際に確認されているわけでもなんでもないのである。

それでも現状では数理的に正確な予測はできないが、視覚モデルとして尚有効であるというのならまだ話は分かるが、弾性反発説とか活断層という概念は視覚モデルとしても失格であると断言できる。それが唯一成功しているようにみえるのは、日本海溝のようなプレート境界のあたりで頻発する海溝型地震に対して、テレビや新聞によく発表される[下敷きを叩いた時の振動を模した絵]であるが、あれでは3.11後の複雑な余震現象に対しての有効な視覚モデルにはなりえないであろう。3.11後の余震現象で奇妙なのは、遠く離れた場所で、同時多発的に、まるでモグラ叩きのように、・・・・消えては現れるという現象であった。奇妙なのは福島浜通りなど、ほぼ同じ地域で延々と繰り返される余震である。弾性反発説によると、余震というのはプレートに溜まった歪みを解放するために起こるはずだ。だとすれば、余震の起こり方には一定の法則性があってもよさそうなものであるが、そうでもないらしい。

実際、余震現象というものは地震ごとに異なった様相を呈するのが普通であり、たとえば2004年10月に起こった新潟県中越地震(最大震度6.8)の際には、震度6強の余震が2回、震度6弱の余震が2回、震度5弱以上の余震は18回以上続いたとされている。この回数は阪神大震災のときの余震に比べ異常なほど回数が多く、なぜ同じ規模の活断層の地震でありながら様相がそれほど異なるのかという合理的な説明は一切なされていない。ちなみに阪神大震災の時は最大震度4の余震が1回起こっただけであり、その他は震度2以下の微小地震がほとんどであった。断層モデルでどうしても説明できないのは、いわゆる群発地震という現象である。群発地震というのは小さな地震が何か月も断続的に繰り返されるという現象であり、それは弾性反発説の枠組みでは到底説明できない。

私は3.11よりもずっと前から地震について関心をもってきた。そこで確信したのは地震の原因には必ず水(H2O)か関係しているということである。前にも紹介した著名な国際的地震学者の島村英紀先生のHP(http://shima3.fc2web.com/sekou9701damzisin.htm)にも紹介されているように、水と地震の因果関係は明白な事実であり、阪神大震災のときもその原因として巨大な橋脚工事で地殻に割れ目ができ、そこに大量の海水が流れ込んだことから説明できるのではないかと考えている。すなわち地震というのは地下で起こる水素爆発であると仮定すれば、さまざまな地震現象の謎が整合的に説明できるように思われるのである。この仮説の強みは、なんといっても、地震現象の分かりやすい視覚的なモデルを提供してくれることにある。※この仮説については、石田先生の新地震学というHP(http://www.ailab7.com/)で展開されているので、詳しく知りたい方はそちらをぜひ参考にしてください。

特にこの仮説によると、余震活動についての多くの謎が一挙に氷解されるように思われる。この[地震=水素爆発説]によると、余震というのは地下の高圧高熱の環境下で水素と酸素に熱解離したガスが化学反応による爆発(すなわち地震)が、何度も同じ反応を繰り返すことであると定義される。つまりこの反応は条件さえあれば可逆的な反応(2H+O⇔H2O)となり得る反応であり、その条件が地殻の内部の様相によって異なるがゆえに、余震の起こり方も条件によって変わってくると想定される。3,11後の余震の起こり方をみると、まるでモグラ叩きのように同時多発的に各地で余震が続いた理由は以下のように説明できる。

3,11後、国土地理院の調査によっても明らかなように、日本列島は宮城県沖の震源を中心として東側に数メートルから数センチ、全国的な地盤のズレを生じたことが分かっている。この結果、日本列島の地殻の下では数多くの場所で空洞が生まれたのではないだろうか?空洞ができると、そこに地下水が落ち込んで<地震の巣>となるわけである。その結果、東日本の各地で水素と酸素が反応しやすい条件がそろい、いわゆる<地震の巣>が至るところにできたのではないかと考えられる。

したがってこの余震活動はもともと活断層の運動とは何の関係もないのである。3.11のあと、活断層が活発化したのではなく、あくまでも地盤のズレによって<地震の巣>が多くなったというだけの話である。したがって、定説の地震学者がいうように、関東直下の大地震が迫っているというのは、たぶん妄想にちがいない。現在、余震活動が静まっているのは、各地の<地震の巣>が徐々に平準化され、地殻下で水素と酸素が反応できる条件下の環境が少なくなってきたことを物語っているのだと思われる。したがって危機は少なくなっていると考えた方がよいと思う。それでも心配な方は毎月200円で情報提供される信頼できる地震予知システム(地震解析ラボhttp://earthquakenet.com/)にアクセスしてください。

結論:活断層というのは虚妄の概念です。断層は地震の原因ではなく、あくまでも地震の結果、すなわち過去の地震の痕跡でしかありません。活断層が動くと地震になるという定説論者は原因と結果をとりちがえているのであり、まったく本末転倒した物の見方であると考えられま。

補足;私は3.11後のある会合で京大の地震学者に地震=水素爆発の可能性について
質問したところ、その先生は水素爆発ではあれほど大規模なエネルギーを説明できないのではないかと答えていました。実は時間がなくてそれ以上聞けなかったのですが、仮にそうだとしても、少なくとも地殻下で水素爆発が起こっている可能性は否定できないのではないかと考えます。その証拠に地下深くに大量の水を流し込むと必ずと言ってもよいほど地震が発生するのです。その他、大きなダム工事のあと水が貯水されると、必ずといってもよいほど地震が起こることが分かっていますし、また大西洋のある島国では大雨が降ると必ず地震が起こるという地域もあります。

実は数日前に興味深い新聞の記事がでておりました。以前に紹介した島村先生のHPでデンバーの人工地震の話と似たような現象が最近アメリカのシェールガスの採掘地域で頻繁に起こるようになったというのです。シェールガスというと、最近、新エネルギー源として俄然注目を浴びており、オバマ大統領がこの発見によってこの先100年以上エネルギー問題が解決されるなどと発言しておりましたが、そのシェールガスの採掘には大量の水を流し込む必要があり、それによっていままで起こらなかった地震が頻発するようになったということです。今のところ最大M5程度の小規模な地震にとどまっていますが、今後の採掘に影を落とす意外な障害になるのかもしれません。

シェールガスの発掘が地震を起こす



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